原付一種(50cc)に乗っていたことがある方なら、一度は感じたことがある「あの怖さ」を覚えていますか?
車の流れは時速50kmや60kmなのに、自分だけは30km/hを守らなければならない。後ろから迫る大きなトラック、無理な追い越しをかける車……。常にバックミラーを気にしながら、道路の端っこを縮こまって走るあの感覚です。
125cc以上の小排気量バイクにステップアップして、一番「心が軽くなった」こと。
それは、「周りの流れと同じ速さで走れる」という、当たり前でいて最高に贅沢な自由でした。
「置いていかれない」という安全
小排気量(125cc〜250cc)のバイクには、原付特有の「30km/h制限」がありません。
これだけで、バイクライフの安全性と快適さは劇的に向上します。
- 車の流れに乗れるから、無理な追い越しをされない
- バックミラーを見る回数が減り、前方の状況に集中できる
- 道路の真ん中を堂々と走れるから、路肩の砂利や溝にヒヤリとしない
埼玉を縦断する国道17号(新大宮バイパスなど)や、道幅の広い産業道路を走るとき。周りの車と同じリズムでトコトコと走れるだけで、精神的な疲れが全く違います。
「二段階右折」の呪縛からの解放
もう一つ、忘れてはいけないのが「二段階右折」からの卒業です。
大きな交差点に差し掛かるたびに、「ここは二段階右折だっけ?」「標識はある?」とキョロキョロする必要はありません。車のドライバーと同じように、右折車線に入って、青信号でくるりと曲がる。
これだけのことが、街乗りのストレスを驚くほど減らしてくれます。
「あ、あそこのお店に行きたい!」と思った瞬間に、迷わずハンドルを切れる。この「思考のシームレスさ」こそが、ちいさなバイクを最強の日常ツールにしてくれるんです。
「捕まるかも」という不安を、楽しさに変える
原付に乗っていると、スピードを出しすぎているつもりはなくても、「今の、30km/h超えてたかな……」とパトカーや白バイの影に怯えてしまうことがありますよね。
制限速度が車と同じ(基本60km/h)になることで、そんな「後ろめたさ」ともお別れです。
エンジンの鼓動を楽しみ、流れる景色を愛で、目的地のパン屋さんの味に思いを馳せる。そんな純粋な「走る楽しさ」に100%没頭できるのは、やはりこのクラスならではのメリットです。
あなたが感じた「解放感」は?
「50ccから乗り換えて、一番感動した道はどこですか?」「二段階右折をしなくて良くなって、ルート選びはどう変わりましたか?」
窮屈なルールを脱ぎ捨てて、道路の主役の一人として。
今週末は、いつもより少し広い道を、胸を張って走り抜けましょう。
