かつて大排気量のバイクに乗っていた頃、ふと「欲求不満」を感じたことはありませんか?
アクセルをほんの数ミリ開けただけで、制限速度に達してしまう。強大なパワーの1割も使えないまま、フラストレーションを溜めて渋滞に並ぶ……。そんな贅沢すぎる悩み、身に覚えがある方も多いはず。
でも、125ccや250ccのバイクに乗り換えて、私は気づいてしまったんです。
「あぁ、エンジンをきっちり回して走るのって、こんなに楽しかったんだ!」ということに。
「速さ」ではなく「走らせている感」
小排気量バイクの面白さは、なんといってもその「コントロール感」にあります。
信号待ちからのスタートで、1速、2速、3速……とテンポよくギアを上げていく。
エンジンが元気に回り、パワーをしっかり路面に伝えている感覚。大型バイクなら一瞬で終わってしまう加速のプロセスを、じっくりと味わい尽くすことができるんです。
「自分がバイクを操っている」という実感が、ダイレクトに体に伝わってくる。
時速40kmや50kmといった日常的なスピード域の中でも、バイクと対話しているような濃密な時間が流れます。
埼玉の「坂道」がスパイスに変わる
たとえば、飯能や小川町あたりの、ちょっとした里山の風景。
ゆるやかな登り坂に差し掛かったとき、ちいさなバイクたちは「ちょっと頑張るよ!」と言わんばかりに、エンジン音を一段高く響かせます。
- パワー不足を感じるからこそ、適切なギアを選ぶ楽しさがある
- 一速落とした時の「グンッ」とくる手応えが愛おしい
- エンジンの鼓動がそのまま自分の鼓動とリンクする
これって、大型バイクの「何速に入っていても登れてしまう余裕」とはまた違った、積極的なライディングの楽しさなんですよね。
疲れにくい、だからもっと遠くへ行きたくなる
パワーを使い切る、といっても、それは「必死に走る」ことではありません。
軽量な車体と、扱いやすいパワー。この絶妙なバランスが、ライダーの緊張を解きほぐしてくれます。
「振り回される」恐怖心がないから、肩の力が抜ける。
1時間走っても、2時間走っても、心地よい疲れだけが残る。
結果として、大型に乗っていた頃よりも「もっと先まで行ってみようかな」というポジティブな気持ちになれるから不思議です。
あなたが「エンジンの声」を聞く瞬間は?
「坂道で一生懸命回しているときが一番可愛い!」「下り坂のエンジンブレーキの効き具合がちょうどいい」など、小排気量ならではのパワーの使いこなし術、ありませんか?
もしよろしければ、皆さんの愛車が「一番輝く瞬間」をコメントでシェアしてください!
スペック表の数字だけでは分からない、私たちだけの「使い切る楽しさ」を語り合いましょう。
明日の通勤や週末のお散歩が、もっとワクワクするものになりますように。
