小排気量だから楽しい下道プランニングの極意

下道プランニングの極意

大きなバイクに乗っていた頃、私のツーリング計画は「いかに早く高速道路に乗って、いかに効率よく目的地(絶景や峠)に辿り着くか」というものでした。でも、125ccや250ccのバイクに乗り換えてから、ルートの組み方がガラリと変わりました。
高速道路を使わない「下道(したみち)」中心の旅。
それは、移動時間を「我慢」から「最高の遊び」に変えてくれる魔法なんです。今回は、近場の埼玉をもっと深く楽しむための、私流の計画術をご紹介します。

「最短ルート」を捨てて、「細い道」を繋ぐ

スマホのナビを使うとき、まずは設定で「高速道路を使わない」にチェックを入れますよね。でも、小排気量ライフを楽しむなら、そこからもう一歩踏み込んでみましょう。

  • 国道より「県道」、県道より「市道」を選ぶ
  • 地図上の「緑色」が多い場所をあえて通る
  • 大きな川(荒川や入間川)を渡るとき、あえて古い小さな橋を探す

あえて太い幹線道路を外れることで、信号待ちのイライラは消え、代わりに季節の匂いや、地元の人が大切にしている小さな祠(ほこら)、趣のある古民家などに出会えます。この「発見の連続」こそが、下道ツーリングの醍醐味です。

「1時間の距離」をあえて「2時間」かけて走る

小排気量バイクなら、「移動距離」で満足感を得る必要はありません。
たとえば、さいたま市から比企郡のあたりを目指すとき、普通に行けば1時間足らず。でも、そこをあえてジグザグに進んでみてください。
「あ、この直売所、新鮮な野菜がありそう!」
「この自販機の横、バイクを停めて景色を眺めるのに最高じゃない?」
そんなふうに、「5分走っては立ち止まる」という贅沢ができるのは、取り回しの軽い私たちの相棒だからこそ。下道プランニングのコツは、スケジュールに「余白」をたっぷり作っておくことなんです。

埼玉の「グラデーション」を肌で感じる

国道17号をひたすら北上するのもいいですが、一本裏に入って、中山道の宿場町の面影を探しながらトコトコ走る。あるいは、見沼代用水沿いの緑道を風を感じながら進む。
そうすると、住宅街から田園地帯へ、そして緩やかな丘陵地へと景色が溶けるように変わっていく「グラデーション」を五感で楽しめます。大型バイクでは速すぎて見落としていた「街の表情の変化」が、下道なら手に取るように分かるんです。

あなたの「お気に入りルート」の作り方は?

「ナビに頼らず、太陽の方向だけ見て走るのが好き!」「Googleマップのストリートビューで、あえて怪しい細道を探しておく」など、皆さんの独自のルート開拓術、ぜひ教えてください。
「埼玉のこの道、信号が少なくてトコトコ走るのに最高だよ!」なんていうローカルな情報共有も大歓迎です。
目的地に早く着くことよりも、どれだけ多くの「いいな」に出会えるか。
明日は少しだけ早起きして、地図上の細い線を指でなぞりながら、あなただけの「冒険の道」を計画してみませんか?

小排気量だから楽しい下道プランニングの極意
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