みなさんは最近、愛車とどんな時間を過ごしていますか?
「天気がいいし、ちょっとあそこのパン屋さんまで」
そう思ったとき、ガレージで眠る大きなバイクを前に、つい「……今日は車でいいか」なんて諦めてしまった経験、ありませんか?
実は、私もそうでした。
かつては「バイクといえば大型!」と意気込んで、重厚な一台を所有していたんです。でも、いざ乗るとなると、装備を整えて、重い車体をよっこらしょと押し出し、気合を入れて出発……。気づけば、バイクに乗ることが「趣味」というより、どこか「一大イベント」になってしまっていたんですよね。
今回は、そんな私が気づいた「ちいさな排気量の大きな自由」についてお話しさせてください。
「重い」は「心のブレーキ」だった
大型バイクの加速感や所有感は、何物にも代えがたい魅力があります。それは間違いありません。
でも、日常の暮らしの中で「ちょっとそこまで」を楽しみたいとき、その大きさが「心のブレーキ」になってしまうことがあります。
- 狭い路地でのUターンが怖い
- 駐輪場が空いているか不安
- ちょっとした段差や砂利道でヒヤッとする
こうした小さなストレスが積み重なると、次第にバイクとの距離が空いてしまう。せっかくの相棒なのに、それって少し寂しいですよね。
125cc〜250ccが教えてくれた「冒険」のハードルの低さ
今の私が乗っているのは、取り回しの軽い小排気量バイクです。
この子に乗り換えてから、私のバイクライフはガラリと変わりました。
一番の変化は、「迷わず路地裏に入っていけるようになったこと」です。
たとえば、埼玉の川越あたりをトコトコ走っているとき。「あ、この路地の先に良さそうなカフェがあるかも」と思ったら、迷わずハンドルを切れる。もし行き止まりでも、自転車感覚でくるりと向きを変えればいいだけ。
この「失敗しても大丈夫」という安心感こそが、日常を冒険に変えてくれる魔法なんです。
埼玉の日常に、ちょうどいい距離感
最近のお気に入りは、休日の午前中に行く「片道45分のパン屋ツーリング」。
国道を飛ばすのではなく、あえて一本裏の県道を選んで、田んぼのあぜ道や住宅街を抜けていく。飯能やときがわ町のあたりまで足を伸ばすと、小さなバイクのエンジン音が景色に溶け込んでいくような、心地よい一体感が味わえます。
維持費が安いから、浮いたお金でちょっと贅沢なコーヒー豆を買ってみたり。
「頑張らなくていい」という身の丈に合ったスタイルが、40代になった今の私には、なんだかとてもしっくりくるんです。
あなたの「ちょうどいい」を教えてください
大きなバイクで風を切る高揚感も素敵ですが、ちいさなバイクで街の匂いを感じる穏やかな時間も、同じくらい贅沢なものです。
「最近、重いバイクが億劫になってきたな……」
もしそう感じているなら、それはあなたのライフスタイルが、より「暮らし」を大切にするフェーズに変化したサインかもしれません。
